ISO14001取得の目的とメリットとは
投稿日:2018年5月14日 最終更新日:2023年5月12日
こんにちは。ISOコム マネジメントコンサルタントの亀田 昭子です。
このブログにアクセスしていただき、ありがとうございます。
今回のブログでは、「ISO14001取得の目的とメリットとは」について考えていきたいと思います。
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ISO14001を取得する目的とは
なぜISO14001の認定を取得するかは、企業によって異なると思います。
社内の環境に著しく影響を及ぼしているところを見つけ出し、対策をとることにより環境にやさしい企業を目指す、近隣住民、顧客に対する企業のイメージアップ、顧客がISO取得を要求しているなど、いろいろな目的があると思います。
前回のブログにも記載していますが、
ISO14001とは、
「環境マネジメントシステム-要求事項及び利用の手引き」の要求事項であり、「この規格の目的は、社会経済的ニーズとバランスを取りながら、環境を保護し、変化する環境状態に対応するための枠組みを組織に提供する」ものとISO14001 0.2章「環境マネジメントシステムの狙い」に記載されています。
ISO14001を取得していなくても環境保護活動を積極的に行っている企業、団体などもたくさんあります。
しかし、ISO14001の要求事項に従った環境マネジメントシステムを構築することは、
経営者がリーダーシップを取り、組織全体で、環境保護に対応するためのPDCA(Plan-Do-Check-Action)を回し、環境保護に寄与することができると思います。
ISO14001を取得すると、こんな素晴らしいメリットがある
・ 組織の環境方針・環境目標を組織の状況や戦略的方向性と両立させ、 組織として環境パフォーマンスの向上、環境保護を目的とすることが明確になる。
・2015年版のISO14001新規要求事項である組織内部・外部の課題と利害関係者(顧客・外部提供者・地域住民・行政機関・社員)のニーズを明確にし、リスクと機会(チャンス)を明確にすることにより、今後の会社の取組みが見えてくる。
・ライフサイクル(原材料から最終処分・リサイクル)を考慮し、環境に著しく影響を及ぼす活動を明確にすることで、組織の活動が、より地球環境に配慮した形となり、環境保護に寄与することができる。
・ライフサイクルを考慮することにより、自社の活動のみでなく、外部委託先、資材購入先から輸送会社や廃棄物処理までのサプライチェーンを通じた環境保護活動が推進できる。
・組織が順守すべき環境に関する法律、規則を明確にし、順守評価することにより、環境法規制に順守した企業活動を行うことができる。
・緊急事態(自然災害、異常気象、火災など)に対する対応が明確なり、BCP(事業継続計画)の一旦を仕組化することができと共に、緊急事態に対する手順のレビューと訓練を行うことにより、緊急事態発生時に迅速な対応を行うことができる。
・組織が決定した環境目標等を監視・測定・分析・評価を行うことや内部監査で環境マネジメントシステムを評価することにより、組織活動の有効性評価を行うことができ、また経営者によるマネジメントレビューにより、今後の改善活動を円滑に推進することができる。
などのメリットがあると考えます。
昨今の異常気象等を考えると地球環境を守るための環境保護活動は、早急な対応が
必要だと思います。
ISO14001を認定取得しても地球環境は良くならないという思いもあるかもしれませんが、
自社の活動がどのように地球環境に影響を及ぼしているのか、このまま継続するとどのようになってしまうのか(例えば、資源が枯渇する、地球温暖化を促進する、有害物質を排出する等)、どうすれば環境悪化を回避できるかを考えていくことが、事業を継続していく上で、必要ではないでしょうか。
まとめ
以上、今回もISO14001については当社のコンサルタントが解説しました。
正直なところ、余裕のある会社ならISOの新規取得や更新は自社でもできます。
ただ、弊社のようなコンサルタントを入れた方が、無駄な作業に社員が関わらなくなるため、長い目で見ると結果的に安く済みます。社員の皆さんは本来の事業に注力できるため売り上げ増につながるのです。これは間違いありません。
また、当社のコンサルタントであれば皆さまの事業に活用できるISOに作り変えるため、経営改善にも絶対に役立つはず。
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